和製ズートピア?肉食・草食動物が共存する学園漫画「BEASTARS」ほか2月27日〜3月5日映画・漫画・テレビ鑑賞記録
週末にかけて仕事が立て込み、土曜日も出勤。CMでも話題のセールなので仕様がないのですが、先週は映画を見ることができませんでした。悲しい。
今週土曜はワラライフならぬ『ラ・ラ・ランド』を鑑賞予定。なるべく前情報を入れず、CMにも目を背け(不覚にもJ・K・シモンズが超笑顔で腕を広げる姿を見てしまい吹き出しましたが)楽しみにしています。
というわけで、今週は映画感想はありません。漫画とテレビ、あと雑記です。
漫画
BEASTARS 第1巻
週間少年チャンピオンで連載中の作品。刃牙や弱ペダ、ドカベン等人気作品とは違うジャンル。どちらかというと月刊青年誌向け(アフタヌーンとか)の匂いがする作品です。
舞台は肉食動物と草食動物が共存する高校が舞台。主人公のレゴシは狼ですが、いたって温厚。むしろ気弱で周りとの協調性を重視するタイプ。しかし、時折自分の中に眠る肉食動物としての本能に悩まされます。
物語の冒頭は、学園生徒のアルパカが、何者かに殺されてしまう事から始まります。この事件は今まで平和を保ってきた学園を揺るがすだけでなく、皆が心に潜めていた埋めることのできない草食・肉食互いの不信感があらわになるきっかけとなります。
レゴシも例外ではなく、アルパカを襲った肉食であろう犯人(まだ肉食とは断定されていません)の本能を理解できると思いつつそんな自分を否定し、悩む。内に眠る肉食の本能を自分はコントロールできるのか。そんなレゴシにある出来事が。。。気になる展開で1巻は終わります。
ほのぼのとした学園生活の裏にあるサスペンスと草食・肉食間の見えない壁。2巻が非常に楽しみです。昨年大ヒットした映画「ズートピア」はアメリカ社会を動物に例えた傑作でした。人種や差別の問題を動物世界を通して見せることで、子供はもちろん実は大人に一番響いた作品でした。
BEASTARSは読者層である中高生・若年層の葛藤や悩みをレゴシ達をとおして描いていくのか。思春期系の悩み等々。しかし、表立ったテーマはまだ見えず、言いたいことはそれだけでもなさそうで、後半は深いところにいくのかなとも。今後の展開が気になります。
バトルものやスポーツではないジャンルのため人気がそれほど上がらない感じもします。いきなり打ち切り。というケースもあるかなと。少年誌向けではないけれど、何か魅力がある作品なので続いてくれたらいいなと思います。
追記:3月7日に書いた記事ですが誤字脱字がひどくかなり修正しました。。。酔いながら書くのは下書きまで。昨日読んでくださった方々申し訳ありませんでした。。。
お詫びにトンデモ世紀末動物漫画を紹介します。
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テレビ
山田孝之のカンヌ映画祭
ここに来て加速度アップ。長澤まさみ投入。愛菜ちゃんの様子にも変化が。。最終回が気になります。
バイプレイヤーズ
大杉漣の真の目的とは!?
有田と週刊プロレスと
プロレスモノマネ番組としても最高です。
やっぱり戦争良くない。人が狂う。実録ベトナム戦争映画『カジュアリティーズ』ほか、2月20〜26日映画・テレビ・漫画・書籍鑑賞記録
映画
カジュアリティーズ
ベトナム戦時中に起きた、アメリカの部隊の戦争犯罪を描いた実録映画。監督ブライアン・デ・パルマ作品。主演はマイケル・J・フォックス、同じ部隊の軍曹にショーン・ペンが演じています。
終わりの見えないベトナム戦争の中で主人公エリクソンが人道を超えた犯罪を目の当たりにする。深い傷を負ったまま帰還兵となったエリクソンは、バスに乗車中、一人のベトナム人女性を目撃する。彼は忌まわしき戦中の過去をフラッシュバックする、、
有名な作品なので観ている方も多い思うのですが、僕は全く知りませんでした、、、先日、映画評論家の町山智浩さんが配信している有料音声コンテンツ『映画その他ムダ話』の中のデパルマ特集で同作品を知りました。
戦火という極限状態のなかで人は何を考え、どんな行動をするのか。そして自制心をどこまで保つことができるのか。仲間を次々と失い、死の恐怖に怯える日々。その中で唯一の娯楽を制限されやり場のない日々を過ごす。ストレスが最大になった時、あなたはどちら側にいるだろうか。。
主人公よりも見る側に近い存在は、ジョン・レグザイモ演じるディアズ上等兵。断れない人間の罪も描かれています。
しかし、ショーン・ペンが若い。初々しくて可愛い。役は極悪だけど。。でも自分がやってることも分かってそうなんだよな。。そこがこの映画の悲しいところです。
そのほかのオススメ戦争映画もご紹介。
テレビ
山田孝之のカンヌ映画祭
うーん、ちょっと面白く無くなってきました。
バイプレイヤーズ
大杉漣だけがコメディってる感じがします。
有田と週刊プロレスと
小川・橋本が起こした未解決1・4事件の後半戦。
意外と良かったCG映画『GANTZ:O(ガンツ:オー)』、本当にあった実録・汚れた英雄『疑惑のチャンピオン』ほか、2月13〜19日映画・テレビ・漫画・書籍鑑賞記録
映画
GANTZ:O(ガンツ:オー)
人気コミック『GANTS』のフルCGアニメ映画版。アニメ、実写化にもなり多くのファンを持つ同作品。僕自身は実写映画は観たものの、漫画は5巻くらいで断念しました。
様々な媒体でこすられた感のあるガンツですが、今回のCG版は楽しめました。なぜこの世界に自分はいるのか、の設定はサクっと簡略化。バケモノとのバトルに重点を置き、上映時間もほぼ半分以上はバトル。手や足がちぎれる生々しいグロシーンはCGならではかなとも。女体が重なりあってできるアレはCGとはいえグロかったです。
まあしかし、CGが綺麗でヒロイン役の女の子の胸もプルンプルン。これがVRの標準クオリティになったら花澤健吾の「ルサンチマン」の世界もすぐそこだなと思いました。
疑惑のチャンピオン
実話を元に、ツールドフランス7連覇を達成(のちにドーピングにより剥奪)したアメリカのロードレーサー、ランス・アームストロングの半生を描いた作品。プロのロードレーサーとしてこれから!という時にガンに侵されたものの、奇跡のカムバック。その後、病み上がりとは思えない程の実力をつけ、世界最高峰のロードレース、ツールドフランスで7連覇を果たす。しかし、英雄と呼ばれた男の裏にはスポーツマンシップとはかけ離れた狂気の勝利への方程式があった。。。
冒頭でネタバレしちゃってますが、主人公をググれば検索画面からもドーピングの件はわかるのでご了承ください(アクセスも少ないし良いかなと。。)この手の話はよくあるのですが、主人公が実在する人物だと面白さは段違い。どうしてこんなことを。。ガンに侵されてしまったからなのか、生い立ちが超貧乏がからなのか。この作品では、ドーピングに至った経緯はそれほどドラマティックに語られません。
強調されているのは主人公の勝利への飽くなき探究心。「勝つためなら悪魔にでも魂売るぜ」的な潔さがあります。なんて言うんでしょう、この作品は一種のマフィア映画かもしれません。チームみんなでドーピングして勝って、美味いもの食って、良い女抱いて・・・欲望の為ならなんでもやる。成功するなら多少の悪事も構わねえ!人としてはダメなんですが小心者の僕としては、これ位の気概がある人間は憧れます。
善人として一生平凡で生きるか、悪人だが一時でもいいから富と名声を手に入れるか。どちらを選ぶかは、あなた次第。でもこの主人公、善人以上に結構努力してるなーと思ったのも事実。力の入れる方向、間違ったのかな。疑惑のチャンピオンとくれば邦画はアレですよね。そして僕の大好きなマフィア映画も貼っておきます。
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
「今カノの元カレの元カレを知っていますか?」って昔AIDS撲滅キャンペーンでこんなキャッチコピーがあったような気がします。この作品では元カレの元カレどころか、7人の元カレと対峙して退治していく青春ピコピコゲーム風格闘映画です。
可愛い女の子と付き合ったは良いものの、だんだん不安になっていく童貞男(主人公はそうじゃないけど)が、いかに自信をもって彼女に向き合い本当の愛を育んでいくか。そこまで言ってはいないけど、そういうことなんじゃないかなと思う作品です。
頑張れ!童貞!で関連作をいくつか。
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テレビ
山田孝之のカンヌ映画祭
山田君が長尾謙一郎ファンで嬉しい。
バイプレイヤーズ
いつかちゃんと感想を書いてみたい番組です。しびれる。
ねほりんぱほりん
今週も安定のクオリティでした。素晴らしいです。
漫画
賭博堕天録 カイジ 和也編
賭博堕天録 カイジ ワンポーカー編
賭博堕天録 カイジ ワン・ポーカー編 1 賭博堕天録 カイジ ワン・ポーカー編
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発明&テレビ通販でまさかのアメリカン・ドリーム!『JOY』、天才詐欺師の華麗なる半生『キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン』、「この街は俺が守る!」「いや、この俺だ!」「いいえ、私よ!」『バットマン VS スーパーマン』ほか、2月6〜12日映画・テレビ・漫画・書籍鑑賞記録
映画
『JOY』
『ジョイ』2017.2.8先行デジタル配信/2017.2.22ブルーレイ&DVDリリース
どん底貧乏主婦が子供時代に抱いていた発明家の夢を思い出し一念発起。ある画期的な商品を生み出し、売出しに奔走するのですが。。。
実話を元にしたド直球のサクセスストーリー。ですが、成功までの道のりが単純ではない所が良い。主人公のジェニファー・ローレンスちゃんが相変わらず可愛くて演技も良くて◎。特殊メイクなしで20代の初々しさから貫禄ある40代までこなす演技力はやはり凄い。
元気が欲しい!もうひと勝負!と思っている方にオススメです。ジュリア・ロバーツ主演の『エリン・ブロコビッチ』が好きな方も是非。
『キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン 』
両親離婚の現実から逃げるように家を飛び出す16歳の主人公。唯一父親からもらった小切手を使い、パイロット、小児科医、弁護士と姿を変えて詐欺を働いていく。。。
実話を元にした、ある天才詐欺師の一代記。16歳の若さで小切手偽造をメインに様々な詐欺を働き、巨額の金をもうけていきます。偽造の方法は?なりすましの手口は?1960年代の話なので偽造方法は現代では無理ですが、なりすましは意外と現代にも通じるところがあるかも。
主演レオナルド・ディカプリオの演技も素晴らしく、こんな詐欺師だったら騙されるわーと納得。とくに女性はこんなイケメンに小切手の記載方法を教えてくれと言われたら。。落ちるしかない。
犯罪を次々と成功させていくものの、徐々に孤独になっていく主人公。彼を追いかける刑事と徐々に築かれていく奇妙な友情も見所の一つ。レオ様好きと実録犯罪ものが好きな方にオススメです。
余談ですが、父親役でクリストファー・ウォーケン出てたんかい!と嬉しくなったのであの名作も貼っておきます。
『バットマン VS スーパーマン』
映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』究極のバトル編 予告【HD】2016年3月25日公開
もし、街の金持ち自警おじさんと堅物真面目エイリアン超人が出会ったら。。当然住人たちはいい迷惑ですよね。でもお互いに自分の正義を信じぬくスーパーヒーロー。市民の声は聞こえません。さらにもう一人、凄まじい力をもつ超人女性が現れて。。。
公開直後の反応がイマイチだったため、観るのを先延ばししていましたがそれなりに楽しめました。ウェイン役にベン・アフレックが起用された事も触手が動かない理由の一つだったのですが、ビルドアップした肉体の仕上がりも良くこれはこれで良いかなと。
ワンダーウーマン役のガル・ガットが超絶綺麗でおお!(ワンダーウーマンのテーマもカッコイイ)となりましたが、すでにこの女優さんワイルドスピードで活躍していたんですね。失礼しました。美人なのにワンダーウーマンの衣装がちょっとスットコドッコイで、萌えの要素もあり。
マーベルに比べDCのコチュームはダサく、もう少し現代風にアレンジしても良いのかなと。キャプテン・アメリカの衣装バージョンアップ力を見習ってワンダーウーマンの衣装も少し手を加えてもらえたら、、、まあ超人なので仕様がないかもしれませんが。とりあえず今夏公開のワンダーウーマン新作に期待してます。
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ゴロセウム 1巻
破戒
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いいよね!米澤先生 1巻
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テレビ番組
有田と週刊プロレスと
書籍
1月30日〜2月5日映画鑑賞・テレビ鑑賞記録
まだまだ寒い日が続きますが、家に籠もれば問題無し。
今週は劇場へは行かず、自宅で鑑賞ざんまい。週末に友達と「この世界の片隅に」の何度目かの感想会。友人はもう3度もみているのですが、僕は1度のみ。上映館数も増え、2回目を観に行こうか検討中。1度も見ていない方は是非是非。「火垂るの墓」に変わる終戦記念日テレビ放映作品になること間違いなしです。
というわけで今週見た映画を媒体別でご紹介。
amazon
DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧
sony playstation store
クライム・ヒート
テレビ番組
ねほりんぱほりん
1月23〜29日映画・テレビ鑑賞記録と「沈黙 -サイレンス-」の感想少し(※少しネタバレ)
やっと、今年初の映画劇場鑑賞。
題名のとおり、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 -サイレンス-」を観てきました。
仕事終わりの金曜日、TOHOシネマズ新宿にて23時15分の回というド深夜に鑑賞。いつもなら行かない時間帯ですが、友人の誘いのもと観ることになりました。
スコセッシ監督作品といえば、上映時間が長いことで有名ですが、この映画も162分と結構な時間。それでも好きなスコセッシ監督だし、長いのは慣れっこ。さあどんな作品になるのやらと、期待に胸膨らませつつ上映開始。長い沈黙の世界が幕を開けました。
あらすじは、キリシタン弾圧真っ只中の江戸時代初期。主人公のポルトガル司祭が、渡日し棄教したと噂される師匠司祭を探しに自ら日本に向かうところから始まります。
旅の途中、中国で出会った日本人キリシタンのキチジローを案内人として雇い、主人公は長崎へ辿り着きます。そこで見たものは、主人公の信仰心を揺さぶられる程のキリシタン弾圧の現実が待ち構えていた。。。
※ここから多少ネタバレ含みます。
感想として、「信仰とは何か」が主題だと思います。
信仰とは所作や仕来りで示すものなのか。または心のみなのか。対比として、儀式や行いに厳格な主人公と踏み絵や十字架に唾を吐く、キリスト教への背徳行為を厭わないキチジローの行為が映画の肝となるシーンで映し出されます。
弾圧の中で、キリシタンとしての所作を貫き幕府に見つかってもなお、踏み絵をせず酷い拷問の末、殺されていく島の住民たち。生きることを優先し踏み絵を行うが、心の中では信仰を貫くキチジロー。
どちらが本物の信仰なのか。主人公は二つの間で揺れ動いていたように思います。
無宗教の僕は、殺されるくらいならキチジローのように踏み絵、十字架へ唾を吐く等の裏切り行為は楽勝だと思うのですが、長崎の信者たちはこれに抗いキリシタン狩りにあい酷い仕打ちを受け次々と命を落として行きました。なぜこれ程までに頑なに踏み絵等の「形」を守り、命を落としていったのか。
理由一つとして、パライソ(天国)に行けるという考えがあったと思います。どんな苦しい状況、弾圧のなかでも信仰という「形」を貫けば天国または極楽へ行ける(ここでは苦しみも何もないマックス幸せな状況とします)。その考えのもと、現実がいかに苦しくとも所作を守り、死ぬことが主人公そして弾圧を受けて死んでいった島のキリシタンの支えだったのでしょう。
一方、キチジローは違います。どんな背徳行為を重ねても告悔し、罪を清め生きていく。彼の中に信仰の末に天国という考えはなく、辛い日常を生き抜くための方法、言い方は悪いですが、都合よく信仰を使っていると感じました。
最終的に自分が得をする、ためではなく日常を生きることに信仰を使う。キチジローの行為は滑稽にも見えますが、僕には身近に理解できる信仰の姿だと感じました。
天国へ行くための信仰するのか「形」、悔いのない人生を送るために信仰を行うのか「心」。この映画に込められたテーマの気がしました。
スコセッシ監督はこの映画の解釈に20数年かかったようなのでより深いテーマがあると思いますが。。。僕はこの程度です。
しかし、上映時間162分は長かった。。。特に大きな山もなし、敢えてだと思いますがまさに「沈黙」ベースで物語は進みます。だけど題材が題材なので致し方なしとも。
万人にオススメ!とは言えませんが、観て損はない作品だと思います。
もちろん、デートには絶対オススメできませんw
という訳で、今週の鑑賞履歴一覧。媒体別に分けています。
Netflix
新しき世界
薄氷の殺人
複製された男
Amazonプライム
クリーピー 偽りの隣人
有田と週刊プロレスと
民放
ねほりんぱぽりん
キング・オブ・コメディ 製作30周年記念版 [Blu-ray]
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- 発売日: 2014/04/25
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