続・習慣ポテトサイダー

映画・漫画・テレビ・書籍の鑑賞記録を淡々と。

ダンガル・バーフバリ・日本で一番悪いやつら

ダンガル
親父の肉体改造が凄い。撮影開始はマッスル→デブではなくデブ→筋肉という難題を克服。娘役の女優もレスリングを一から始めたとは思えない技術。本物を追求する凄さが感動をさらに引き立てる。

 

バーフバリ

インドエンタメ冒険活劇。勧善懲悪、徐々にエスカレートしていく主人公の現実を超越したアクションが観ていて気持ちいい。各俳優ごとのドヤ顔が印象的。一番のドヤは主人公で自信に満ち溢れたドヤが最初は鼻につくが後半は見栄のように感じこれもまた観ていて気持ちいい。

 

日本で一番悪い奴ら

綾野剛のばかやろーこのやろーセリフがこれまでのイメージとは違って新鮮。2枚目も三枚目も行けるのは売れてる証拠なのかも。成り上がりから一気に下降していくストーリー展開はグッドフェローズ、ブロウ、ウルフオブウォールストリートを思わせ実録モノの醍醐味が詰まった良作だった。自分がこの手の作品が好きなのは、たとえ最後は犬死しようとも欲望の果てまで一度は上り詰めてみたいという憧れだろう。だけど犬死はしたくない、だからこういう作品で溜飲を下げながらも娯楽に留める。非現実と捉えることである種の諦めを決めている。けど成功者(善も悪も含めて)は物語に出てくるような後先を考えず突き進む人間なのだろうとも思う。